前に「洋服が好き、だけじゃ続かない」という記事を書きました。
今日はその続きで、売ることの話です。
戦略、なんて言うと大げさですけど。売り場に立っているあいだ、頭の中はけっこう忙しいです。
いらっしゃいませ、の意味
お客様が入っていらっしゃると、まず言います。

いらっしゃいませ♪
これ、ただのあいさつじゃないんです。
たくさんお店がある中で、うちを見つけて、入ってきてくださった。その「ありがとう」を込めて言っています。
だから、ここは一択です。
そして、全部見ています
正直に書きますね。
わたし、全部見ています。
持ち物、靴、服の色。目線がどこに向いているか。どのコーナーに足が向いたか。どこで止まったか。
ご入店されたばかりのときって、たいてい目的を持って来られているんです。だから、そこを見ます。
こわい話ではないですよ。何かお探しなら、早くお手伝いしたいだけなので。

声をかけるタイミング
よく聞かれます。あれ、どうやって決めてるの???
って。
決めてません、、、
というより、その場で感じています。
あ、何か探しに来られたのかな。そう感じたら、声をかけます。
声をかけないでほしそうだな。そう感じたら、声かけません。
空気を読む、というやつですね。これだけは、マニュアルにできないところだと思います。
だって色んなパターンがあるじゃないですか😊
一言目は、これが多いです
声をかけるときの一言目は、だいたいこの3つです。
- 一緒にお探ししましょうか?
- よかったら、お取りしましょうか?
- お手伝いさせていただいてもいいですか?
棚の前でわーっと探していらっしゃる方には、2つ目。レジのところで困っていらっしゃる方には、3つ目。のような感じ
全部、同じ気持ちから出ています。何かお役に立てないかな、という。
欲しい人と、見たい人は、わかります
「この商品のこのサイズ、ありますか」
同じ言葉なんですけど、これ、2種類あるんです。
欲しいから聞いている人と、見たいから聞いている人。
不思議なもので、わかります。経験のある方なら、きっとうなずいてくださると思います。
どちらでもいいんです。その声をかけた時の、お客様のお返事を受け止める感情は捨てちゃった方が自分のためです ここ結構大事!!できる人と出来ない人のストレスのたまり具合がかなり違います
見たいだけの方には、ゆっくり見ていただく。それも大事な時間なので。
売れたのに、引っかかる日
ここからは、あまり書かれない話かもしれません。
売れたのに、心のどこかが引っかかる日があります。
たとえば、そんなにすぐ決めちゃっていいのかな???と思うとき。あ、もう買っちゃうんだ、、、って。
それから、これ。
パンパンなのに、丈を詰めてくださいと言われるとき
履けた! という喜びは、よくわかります。わかるんですけど……それ、普段も履かれるんですよね。お尻、パンパンですけど、、、
心の中で思っています。もちろん口には出しません
でも、ちょっと心苦しいです。
売れなくても、よかった日
逆に、売れなかったのに、これでよかったと思う日もあります。
「これ、すごく気に入ったんですけど……明日、ポイントが多い日なんですよね」
あ、そうですよね。じゃあ明日のほうがお得です。
今日の数字にはなりません。でも、仕方ねえ、、、と思います。お客様にとっては、そのほうがいいので。
サイズがなくて、よそのお店の在庫をご案内することもあります。
それがお客様のためなので、ご案内します。
でも、正直に言うと、もやもやします。せっかくうちに来てくださったのに。……という気持ちが、ちょっと残るんです。
結局、見ているのはここ
会社の方針もありますし、従わなければいけないこともあります。
そのうえで、わたしがいつも気にかけているのは、これだけです。
どんなことで、お役に立てるか。
何が足りていないのか。何に困っているのか。どうすれば明日がちょっとラクになるのか。
それを考えて、お洋服を選びます。結果として、売れる。そういう順番だと思っています。
わたしの、本当の売上
最後に、うれしい瞬間の話を。
ご案内した商品のサイズが、見立てどおりぴったりだったとき。
よっしゃ👍
心の中で、そう言っています。
今日、何回「よっしゃ」が言えたかな、、、?
それと、スタッフ同士意思疎通がうまく行った時🌟
身体の痛みが出なかった時
それがわたしの、本当の売上かもしれません。

今日もお疲れさま!🍓
※このブログはフィクションです。登場する人物・お店はすべて架空のものです。


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